アナタハカミヲシンジマスカ

渋谷の街を歩いていると、色々な街頭演説が毎日のように聞こえてきます。
政党やら、左右どちらかに傾いた連中が主義主張を叫んでいる事もたまにあるんですが、
圧倒的に多いのがキリスト教の宣伝・・と言うか教義の演説ですね。
まあ、「信じる者は救われる」というのはいいとして、「キリストは唯一にして絶対の神である」とか、
「キリストの教えに従わない者は終末において滅びる」とか、いちいち思想が押しつけがましいのが鼻につきます。
確かにキリスト教は、カトリックだのプロテスタントだのといった分派を全部合わせれば
世界最大の信者数を持つ宗教ですが、それでさえせいぜいが20億ちょっとぐらいです。
世界人口約60億人ですから、イスラム教、仏教、無信教含めてその他40億の人々はどうなるんでしょうかねー。
渋谷の街頭演説を聞いていると、「絶対」だの「唯一」だの、キリスト教の教えを
限りなく自分に都合の良い解釈でとらえるアホがたくさんいて、
そのアホさ加減が国家レベルまで行くと、先のイラク戦争の時の米国が主張した
メチャクチャな理論に繋がっていくんだと言う事がよく分かります。
某アニメの台詞ではありませんが「信じる心が力になる」というぐらい、信仰心は
大きなエネルギーになります。
願わくば、そのエネルギーを、他国に戦争を仕掛けたりサリンを撒いたり
真っ白ないでたちで練り歩いたりではない方向に活かしてもらいたいもんです。