ボルト3D

銀座のアップルストアを後にし、続いて向かったのは池袋方面にある映画館。今週いっぱいぐらいで終了してしまう「ボルト3D」を見るためです。映画そのものは正直それ程興味はないのですが、日本語吹き替え版で主人公ボルトの飼い主の女の子を演じるうりょっちこと白石涼子さんのファンなのと、元々の英語版ペニーの声優でもあり主題歌も歌っているマイリー・サイラスのファンでもあること。それに加えてディズニーのデジタル3Dは昔の赤青メガネ時代とは比較にならない立体感、臨場感があってまさに「映画館でしか見られない」コンテンツであり結構好きなのです。少し早めに着いてしまったので、映画館が入居しているショッピングモール内の本屋で時間を潰し、時間ぎりぎりになってチケットを購入し入場。こんな平日の昼間から映画を見ている人なんて少ないので、予想通り座席はガラガラでした。

肝心の映画の方ですが、自分がスーパーパワーを持っていると信じて疑わないハリウッド映画のヒーロー犬「ボルト」が主人公。ふとしたアクシデントで映画スタジオの外に迷い出てしまい、そこで出会った野良猫や、スターとしてのボルトの大ファンのハムスターなどと旅を続けるうちに、実は超能力があるわけではなく映画の中の作り物だと気づいてしまうが、それでも飼い主役の女の子「ペニー」との絆だけは作り物ではなく本物であることを信じてハリウッドを目指す・・と言うお話。子どもでも安心して見られるディズニー映画だけあって、笑いあり涙あり、最後はちゃんとハッピーエンドで締める王道のストーリーです。ヒロインうりょっちもそれなりに台詞が多く満足だったのですが、驚いたのが、ボルト役佐々木蔵之介さん、野良猫ミトンズ役の江角マキコさん、ハムスターライノ役の天野ひろゆきの3名の演技が想像以上にしっかりしていたことです。この手の洋画と言えば、話題性だけで芸能人を起用して吹き替え版の作品のクオリティが下がりまくるのがよくあるパターンだったのですが、3名とも意外に「きける」演技で拾い物でした。映画自体も先述の通り面白かったので、Blu-rayが出たら購入して、今度はマイリー版のペニーの声も聞いてみたいと思います。