都電荒川線

先週、椎名へきるさんのネットラジオ「Face to face」が放送から3周年を迎えたとのことで、都電荒川線をまるまる1車両借り切っての記念企画が行われました。残念ながら日時の告知もなければ、そもそもファン参加型でもなかったので、リスナーおよびへきるさんのファンで参加できた人はいなかったろうと思われますが、番組を聴いていて、結構長く都内に勤めているのに今まで一度も乗ったことさえない都電荒川線に思わず乗りたくなってしまい、仕事帰りに歩いて行ってみることにしました。
出発前にGoogle Mapで地図を見て確認すると、会社のある赤坂から、青山辺りから外苑東通りを延々北上し、新目白通りに突き当たったところで西に折れて始発である早稲田駅を目指すのが良さそうです。結構な距離がありそうですが、まあ金曜日ですし歩き疲れても家に帰るだけだからいいか・・とて少々無謀な夜歩きを敢行。
理屈上は道沿いをまっすぐ行けばいいはずなのですが、途中で急に道幅が狭く(と言っても片側1車線程度はあるのですが)なったり、直進か脇道か分からなくなったりするような箇所もあり、二度ほど道中のコンビニに立ち寄って地図を立ち読みで確認したりしつつ2時間弱掛かってようやく到着。本当は、始発の早稲田から終点の三ノ輪橋まで延々乗ってみたかったのですが、たまたま来たのが途中の町屋止まりだったので仕方なくそれに乗車。路面電車自体は初めてではないのですが、「都内を走る路面電車」は初めての体験で、見たことのある都内の風景も、荒川線の中からだとまた違った趣に見えます。車と併走してみたり、繁華街の真ん中を突っ切ったり、時には住宅街の中を線路が通っていたり、窓から入ってくる光景の全てが新鮮でした。終点の町屋で降りた後は、千代田線から北千住で常磐線に乗り換えてそのまま帰宅。
残念ながら夜なのであまり景色は見えなかったのですが、何の用事もない土日に何の目的もなく乗ってみても楽しいかもしれませんね。後で調べたら、わずか400円で一日乗車券が買えるようなので、ぶらり都内旅に出てみるのも面白そうです。