筑波山

昼食後は、そのまま学園都市を抜け筑波山へ。紅葉でもみながら筑波山を目指そう・・という計画だったのですが、ナビを「有料道路を使用しない」の設定にしていたためか、車一台分ぐらいしか道幅のないとんでもない裏道を案内されてしまい、しかもそんな道でトラックが来たり地元車が来たりと一苦労させられました。で、そんな狭い道を上ること20分ほど。突然道の脇に、日本家屋っぽいたたずまいの店がひょっこり出てきました。こんなところに構えてて人来るのかねー、なんて話しながら通過しようとしたら、父が突然「ここはもしかして!」なんて興奮しだすではないですか。どうやら、筑波周辺の美味しいそば屋をネットで調べていて、今日はその中の一軒に行こうとしていたのですが、調べた中では、「場所がよく分からなかったけど評判がいい」と書かれているのがこの店だったようで。外見からだと、蕎麦一杯食べて帰れるような雰囲気ではないように見えたので、とりあえず車を停めて会席以外のメニューがあるのか確認したところ、普通にもりそばのみでもOKとのことで入店してみました。ちなみに我々が入る少し前に先客がいたのですが、品川ナンバーの運転手付き。きっとどこかの会社の社長なんでしょうが、わざわざ平日に車に乗ってこんな遠くまで来るとは、よっぽど蕎麦好きなんでしょう。で、3人揃って普通のもり蕎麦を注文。配膳時に店主が出てきてうんちくを語ってくれたのですが、蕎麦は本来だしつゆの味で食べるものではなくて香りを楽しむ物だとて、何も付けず噛んでみるよう言われました。その通りもくもく噛んでいると、蕎麦の香りと甘みが出てきますね。更科のつゆスタイルに慣れている身には新鮮でした。香りだけでなくコシもあって、これは蕎麦好きにはたまらないでしょう。950円と決して安くはないものの、最初に抹茶+茶菓子のサービスがあったり、蕎麦自体のクオリティを考えれば良心的かと。