へきるのターン

そして、意外にもその9nineに続いて2組目で我らがへきるさんの登場。青系のスカートに、今まで見たことのないオレンジのポンチョ風の衣装での登場でした。自己紹介もそこそこに、いきなりライブでは定番かつ終盤での盛り上がり曲5曲を立て続けに熱唱。

  1. MOTTOスイーツ
  2. One
  3. Jumping Slash
  4. WONDER☆RIDER
  5. 電撃ジャップ

この5曲、どれも単に手拍子や手かざしだけではなくて、観客も一緒に踊る独特の振りがあるんですが、先ほどまでは前方に押しかけていた一部のファン以外は会場の殆どが着席したままだったのに、いきなり会場中が立ち上がって絶叫。どうやら会場の6割程度はへきるファンだったようで、突然どこかの宗教の儀式のように統制された客席の踊りと盛り上がりっぷりに、事情を知らない他のアーティストのファンがかなりどん引きの模様(^^; しかしまあ、一部の残念なファンを除いて先ほどのように前方に殺到という事態もなく、各自きちんと自席の範囲で応援していたのは良かったかと思います。まあ「他所様」から見たら相当異様ではあったでしょうが(^^;
続いて登場した「光岡昌美」さんも、スレンダーボディにキレのあるセクシーダンスと歌唱力で魅力的なアーティストだったのですが、先ほどの反動か冒頭は客席が全員座っており少し可哀想でした・・。その後数組のアーティストが続きましたが、一組ごとに退場後のセッティングで10分ほど休憩が入るせいでちょっと空気だれるのがもったいないですね。そして、後半では一般での知名度も高い玉置成実さんが会場を大いに盛り上げていました。我々アニメ・声優界の住人としては、ガンダムの主題歌で有名でしょうかね。ちなみに、この後の休憩時間にライブ会場でも感じられるほどの結構な揺れの地震がありました。ミラーボールの真下だったのでちと怖かったのですが、幸いに事故もなく。
へきるさんに関しては、来週以降ライブツアーを控えているせいかバンドフルメンバーを従えての登場で、夏ツアーの予習的に楽しめて良かったのですが、反面他のアーティストがきちんとMCの時間を取って、自己紹介や次に出るCDの告知などを行っていたのに対して、冒頭の名乗りと最後のバンドメンバー紹介以外は殆どMC無しで一気に歌って一気に去っていったのはいかがかな・・と。3日後に発売を控えているアルバムの告知すら無しでしたし。
もしかしてソニー時代に決定していた仕事でランティスで発売される新譜のPRが出来ないのかと一瞬考えたのですが、参加決定の発表タイミングや会場にランティスからの花が飾ってあったことも考えるとそれは違うのでしょう。まあ、好意的に解釈するとしたら、多数のアーティストが出演するイベントで、一組辺りの持ち時間が厳密に制限される中で
「ファン層の差異を考えると、椎名へきる目当てではない他のアーティストのファンにいくら告知しても効果は薄いだろうから、それならせめてこんなアウェーな会場まで足を運んでくれるコアファンが喜んでくれるよう、MCを短めにしてでも曲数を1曲増やそう」という判断があったのかもしれません。実際他は多くて4曲でしたし。
もちろん、これはただの私の憶測で根拠はありませんが、どういう意図があったにせよもう少し自身のPRがあっても良かったのではないかと感じました。まあ、来週にはそんな余計な気遣いは無用のソロライブが始まるわけですし、今日はその前哨戦として大いに楽しめたので、多少の苦言は呈しつつもやはり楽しく終われました。