宇宙外下町娘との遭遇

話はレイアースの総集編を見ていた時に戻りますが、主役らしい赤い三つ編みの女の子のボーイッシュな声が
ちょっと印象に残っていて、エンディングテロップでキャストを確認したんですが、そこには「椎名へきる
という、よく分からない名前が。どこかで聞いた事があるな・・と思ったら、毎日のように聞いている
だれおまの中で「椎名へきるのすっぴんスマイル」という、芸名に負けず劣らず訳の分からないテンションの
トークを繰り広げているあの人ではないですか。で、レイアースのビデオを借りにレンタルビデオ屋に行った時、
どういう訳かそこで、へきるさんのライブビデオ(SL95 DASH)を発見してしまったわけですよ。
今にして思えば、妙に目立つ位置にあるわ、その後へきるさん属性が付いてからその店に通っても、発売日には
もう新譜がレンタル開始しているわで、間違いなく店員にへきらーがいたと思うんですけど、それはさておき
そこでSL95とRespirationを発見してしまい、何の気なしに借りたのが全ての始まりだったわけですよ、えぇ。
画面の中の、可愛らしい声で元気いっぱい跳んでは歌うこの変な芸名の声優に、一発でやられちゃいました。
それからはもう、なけなしの小遣いでそれまでに出ていたCDを買い漁り、今までは聞いたり聞かなかったりだった
だれおまも意地でも毎日聞くようになり、ツイパラは聞き出すわ、声優誌は読むようになるわ・・
「特技が光合成」とか「出身はへきる星」とか、今思うとデンパ丸だしな発言も可愛くて可愛くてもう
しょうがなかったですねー。
その後、武道館公演は残念ながら大学受験と重なって行けずに高校時代は結局本人を直に見る事は
出来なかったものの、大学生になって東京国際フォーラムホールAで行われた97年秋のツアーのチケットを
運良く電話予約でゲットでき、最後列から貼るか遠くのステージを豆粒みたいな大きさで見たのが初の「生へきる」でした。
もう、周りが凄い勢いで「ひゅー」とか言いながらジャンプしていたり、「えるおーぶいいー」とか
訳の分からない事を叫んだりしているのに圧倒されて、殆どマグロ状態でしたね。そこで付いて行けずに
やめれば手遅れにならなかったんでしょうけど、貰ったチラシに入っていたFC入会用紙を持って思わず
次の日郵便局に走ってしまい、次のツアーもその次のツアーも参加しているうちに、いつの間にか自分も
「ひゅー」とか「らぶりーへきるー!」とか叫ぶようになっていましたとさ(^^;