書き戻し

昨日でひとまずEPSON Endeavor AT970へのUbuntu9.04デスクトップ版のインストールおよびSambaとApacheまでは導入を終えて、取りあえずファイルサーバとしては機能するようになったので、今日はまずバックアップを取っておいたファイルの書き戻し作業からスタート。その前に、書き戻し先のhomeフォルダ自体が無いので、Vineのノリでuseraddコマンドで一般ユーザーを追加。すると、一応ユーザーは追加されるのですが、そのユーザーのhomeフォルダが何故か作成されません。Googleで調べてみると、どうやらubuntuでは「useradd」ではなく、対話形式でより上位レベルのコマンド「adduser」を使わないと行けないそうで。うーむ、rootの概念がないこと一つから始まり、やはり長年使ってきたVineとは細かいところでお作法が違って戸惑いますね。
まあ、ともかくadduserを使えばよいことが分かり一通りのユーザーを追加して書き戻し作業スタート。取りあえずSambaは昨日設定し終わったので、Windows上で、旧サーバの共有から新サーバの共有へExplorerでコピーしてみたのですが、ネットワーク越しだとさすがに重すぎて時間が掛かります。せっかく一昨日一日かけて外付けUSBハードディスクにバックアップしたので、何とかそこから直接新サーバに書き戻す手段はないかとまた調べてみたのですが、どうやらntfsを読み書きできるようになるパッケージが存在するようで、GUIのSynapticマネージャーから「ntfs」で検索したところ、「ntfsprogs」というパッケージを発見したので早速インストール。その状態で、マシンのUSBポートに外付けハードディスクを繋ぐと、特に何の操作も必要とせず自動的に認識され、デスクトップにアイコンが表示されます。まあWindowsMacなどのクライアントOSでは当たり前かもしれませんが、こうあっさり自動認識してくれるのが何か不思議ですね・・。コンソールで見てみると、/media というディレクトリにマウントされているようですが、そこから直接cpコマンドでコピーしようとしてみても何故か受け付けてくれず、面倒なのでGUI画面の方でドラッグ&ドロップ操作にてコピー。さすがUSB直結しているだけあって、LANごしのコピーの数倍の早さで終了しました。
しかし、コピーされたファイルをlsで見ると、何故かファイルもフォルダも全てパーミッションが777に・・。先ほどSamba経由でコピーしたファイルを見ると744になっているのですが、このままで困るので、findコマンドのマニュアルと格闘し、「find ./ -type f -exec chmod 744 {} \;」「find ./ -type d -exec chmod 755 {} \;」で、ディレクトリ以下ファイルは744へ、ディレクトリは755へ一括変更。こういうのが1コマンドで出来るというのはGUIには無い利点ですね。