映画鑑賞「ノウイング」

仕事が早く終わったので、木場のイトーヨーカドー3階にある109シネマズへ。おサイフケータイに会員アプリが入っていて、6回鑑賞すると1回分無料になるので、お得なのです。まあ、似たような会員サービスはどこの映画館でもやってるんでしょうが、おサイフケータイ対応なのが楽でよいと言うことで。
20時30分からの上映だったのですが、到着したのが19時半過ぎで、適当に劇場近くのうどん屋で夕飯を。出てくるまで結構時間が掛かったのですが、店からすぐそばに劇場があるので、上映回し3分前ぐらいにギリギリ滑り込みセーフで入場。まあ、そんなに焦らなくてもどうせ最初の15分ぐらいは他作品や劇場自体のCMなのですが、それを見るのも結構好きなんですよね。で、いよいよ上映開始。ここから先はネタバレを含みます。
大筋の話としては、ニコラス・ケイジ演じる物理学者が、息子の学校で50年前に埋められたタイムカプセルから出てきた謎の数字の羅列を気まぐれにネットで検索してみたところ、その数字が過去に起きた大災害の発生日その犠牲者の人数であることに偶然気づいてしまい、未来の日付に起きる事故を防ごうと奔走するが努力も空しく事故を防ぐことは出来なかった。その家庭で、件の数値予言メッセージを書いた本人が晩年過ごした家へ、その本人の娘・孫娘とともに訪れるが、そこで発見したものは、あと数日で全ての人類が死に絶えるというメッセージだった・・。果たして彼は予言を覆すことが出来るのか、そして彼ら親子の前に現れる怪しい人影の正体は・・?
と、ここまでは壮大なスケールのストーリーで期待感もあって良いのですが、いざ終わってみれば、結局大災害は太陽フレアの異常による自然現象で、なぜ50年前に一人の女生徒が予知能力を授かってそんなモノを書いたのか。そして現代では主人公の息子とその50年前の女性との孫娘も同じ能力が発言するのですがその理由は何故か。この辺の複線が一切回収されないまま終わってしまいます。おまけに、上述の主人公達の周りにちょくちょく現れる謎の人影は、大方の予想通り宇宙人で、太陽フレア爆発の直前に宇宙船が現れ、「彼らの声が聞こえた選ばれた人」だけを宇宙船に乗せて地球外へ退避、その後なすすべ無く大災害が起こり人類は滅亡。その後、宇宙船で退避していた一部の人類が復興した地球に戻ってくる・・と言うシーンで映画は閉幕。ちなみに宇宙人についても何の言及もないので、彼らは何者で、何故人類を絶滅から救ってくれたのかさっぱり分からずじまいです。
何というか、先日見た「地球が静止する日」も酷いストーリーでしたが、それと言いこれと言い、安易に宇宙人を出すと駄作になると言う良い見本ですね。