袋田の滝

食事が終わって本来の目的地である袋田の滝へ。常陸大子駅からはそれ程距離はないので、あっという間に到着。しかし、ケチって結構滝から遠い無料の町営駐車場に停めたため、入り口まで10分ほど歩く羽目に。まあ大した距離ではありませんし健康のためにはちょうどいいんですけどね。そして、入り口で拝観料300円を払い、早速その新観瀑台へ。エレベーターで40mほど上がり、そこからさらに階段で展望台の最上段へ到達して滝とご対面。

雪解けの季節が終わってしまい流量はイマイチですが、それでも鮮やかな木々の緑を背景に流れる白い筋は見事な美しさ。そして今までは見ることの出来なかった、4段構成の全貌が見えるのもまた感動です。ひとしきり新緑の美しさと滝の流れる音に囲まれて癒されたところで、再度エレベーターで下に戻り、従来の観瀑台へ。

こちらは、先ほどのような上から全体を見下ろすことは出来ない代わりに滝のすぐ目の前まで近づけるます。那智・華厳は結構滝壺から遠い位置でしか鑑賞できませんが、ここは4段構成が幸いして流れが緩やかなので、水飛沫も激しくなく滝壺も小さいのですぐ近くまで寄れるんですよね。
また、後で聞いた話によるとこの新観瀑台の建設費用は純粋にこの拝観料の収益の中から捻出されたとかで、県や国からの補助金を使わず建てたそうです。お蔭で、新観瀑台を利用するに当たって別料金などは請求されず、従来通りの金額で両方見ることが出来るんだとか。道路公団とかにも見習って欲しい話ですね。