カツ丼

先週何気なく見ていたテレビでカツ丼特集が放送されており、それが気になって土日に「カツ丼」「都内」「名店」などのキーワードでWebを検索などしていたら自分の中で級にカツ丼ブームが来てしまい、早速週明けの今日、夜歩きのついでに調べた中でも評価の高かった神田の「勝漫」というお店に行ってみました。会社を出る前に、もう一度ちゃんと地図でも見てくれば良かったのですが、土日に調べた時に見たおぼろげな記憶で適当に歩いた割には無事にたどり着くことが出来ました。

先客は、男性の一人客とカップルが一組のみと随分静かなものでした。有名店らしいのですが、居酒屋ではないので夜はそれ程混まないのでしょうかね。ここに限らずどこのとんかつ屋でも、メインはやはりヒレやロースの定食なのでしょうが、カツ丼好きとしては迷わずそちらを選択。ちなみにメニューには「大カツ丼」とありましたが、別に並カツ丼があるわけではなくこれ一種類のようです。20分弱ぐらいまって、かなり大きめの器でカツ丼のご登場。漬け物盛り合わせ、切り干し大根、赤出汁の味噌汁が付いていました。

相変わらずN906iμの画質が、カメラが無いよりはマシ程度のひどさなので写真では分かりづらいのですが、カツ丼用の小降りの肉ではなく、恐らく定食のロースと同じサイズを使っているようで、丼の幅に並べきれない分が横向きに載せてあったりしてなかなかのボリュームです。上には程よい加減に半熟の卵と、大降りで色鮮やかな三つ葉が乗せられています。
一口食べてみると、柔らかすぎず固すぎずちょうど良い歯ごたえで、単なる丼の具ではなく豚のうま味が感じられる肉でした。ネギやつゆも少なめで、カツ丼と言うよりロースのとんかつをドンブリ風に仕上げたという趣ですね。そして、愛知生まれの父によって八丁味噌に洗脳された身としては、味の濃い赤出汁の味噌汁もGOODでした。しかし、少々残念なのが、何故かネギがタマネギではなく長ネギだということ。これは単に私が長ネギ嫌いなだけで店に罪はないのですが、許せないのは人が食べているところに横から流れてくる煙草の煙・・。せっかく奮発して夕食にカツ丼1杯1,500円以上も払って美味しく食べているというのに、煙のせいで味も香りもあったものじゃありません。店自体が禁煙ではないので文句も言えず、幸い空いていたので吸っている人から遠い席へ無言で移動して避けました。全面禁煙にしろ等という横暴な事は言わないにしても、せめて今時分煙ぐらいはしてくれませんかねぇ。
まあ、とは言いつつも、味・ボリューム・店の内装外装・店員さんの接客態度含めて良いお店であると思います。1,680円となかなかのお値段なので創頻繁には来られないかもしれませんが、秋葉原・神田界隈自体は何だかんだで来る機会があるので、また行ってみようかと。