渓谷登り

昨日のWebやパンフレットによると、赤目四十八滝というのは、赤目四十八滝渓谷約4kmに渡って存在する大小様々な滝の総称で、小さいモノまで厳密に数えていくと実際は48個以上の滝があるのだとか。







一つ一つの滝は、他の有名観光地にある滝と比較すると地味なのですが、渓谷を歩いていくと絶え間なく現れる様々な表情の滝や、美しく澄んだ水など、滝一つ一つではなく、渓谷全体として水の恵を感じられる素晴らしいロケーションでした。昨日のライブと、軽装で入れるとは言えそれ程平坦でもない渓流沿いの道で足は結構痛いのですが、絶え間なく聞こえる滝夫と八川のせせらぎと、麓より数度低いであろう気温、水の上を流れる心地よい風のお蔭で痛みも半減・・・するような気がします。通常は片道90分程度だそうですで、ライブ後とは言え平均よりは健脚な自信はあるので急げば1時間ちょっとで踏破できたかと思いますが、一つ一つの滝に見とれて立ち止まったり、写真を撮ったり、随所にいる川魚を眺めたり・・と思う存分堪能していたら、片道で2時間弱掛かってしまいました(^^; 帰りのバスの時間もあるので、復路はちょっと急ぎ気味に歩いてトータル3時間半程度。いや、これは後に予定がなければ丸1日でもいられる素晴らしさですね。冒頭にも書きましたが、一つ一つの滝の迫力ではなく、渓谷全体を通じて水の豊かさを感じられる素晴らしいロケーションでした。そして、バスが出る直前に、この地方の名物(ホントか?)だという、伊賀牛を使った牛汁なる料理を食べてみました。

醤油ベースの透明なおつゆに浮かぶ牛肉。かんでいると多少味はある気はしますが、昨日の行きがけに食べた今半のお弁当と比較するとインパクトは薄いですね。まあ、ご当地グルメの典型パターンで、可もなく不可もなく・・と言うところでしょうか。その後は、予定通り駅に戻るバスに乗車し、名張駅から特急で名古屋へ・・と思ったのですが、何と名古屋までの特急指定席が売り切れており、途中の津駅までしか買えないという事態が発生。それなら自由席で、と思ったのですが残念ながら全席指定の列車でした。別の列車を待ったり、津から在来線では時間に間に合いません。他にも何人か同じ人がいて、駅員に相談した結果デッキ等で立って乗るならOKということで、名古屋まで1時間立っていく羽目に。うーむ、先に特急券だけ買っておけば良かったか・・。